2009年
6月 :
世界でも名高く歴史のある音楽祭、イギリスのオールドバラ音楽祭の芸術監督に就任。魅力あふれるダイナミックなプログラミングにより、聴衆や音楽評論家の大喝采を呼ぶ成功をおさめた。この音楽祭の創設者であるベンジャミン・ブリテンの甥が音楽祭終了後に感謝の手紙をエマールに送った。その手紙の中で「エマールの芸術監督としての仕事は実に独創的でありながら、音楽祭設立当初のベンジャミン・ブリテンの構想、精神を引き継いだものである」と述べている。
7月 :
ベルリンとエクサン・プロヴァンスにおいて、ピエール・ブーレーズ指揮ベルリン・フィルとラヴェル「左手のためのピアノ協奏曲」を演奏。
8月 :
ニューヨーク、リンカーン・センターでのモーストリー・モーツァルト・フェスティバルで、ヨーロッパ室内管弦楽団と2つのスペシャル・プログラム・コンサートを行い、エマールは指揮とピアノの両方をつとめた。プログラムは、<第1夜>モーツァルト、リゲティ、ハイドン、<第2夜>ハイドン、シュトックハウゼン、モーツァルトという組み合わせ。チケットを求めて長蛇の列ができた。
「このエマールによる2つのプログラムによって、ホールは満席となり、スタンディング・オベーションが続いた。モーストリー・モーツァルトのコンセプトをダイナミックに再定義するものであった。」(ニューヨーク・タイムズ紙)
9月 :
ほとんど毎年出演しているBBCプロムスでは、タマラ・ステファノヴィッチ(ピアノ)との共演で、モーツァルト「2台のピアノのためのソナタ」とB.A.ツィンマーマン「ダイアローグ」を演奏。
秋
フランクフルトのアルテ・オパーの専属活動である“アウフタクト”では、ブーレーズとともに2009年のフィーチャー・アーティストに選ばれている。このプロジェクトでタマラ・ステファノヴィッチとジョイント・ピアノ・リサイタル、クリスティーネ・シェーファーと歌曲のリサイタル、ヨーロッパ室内管のメンバーと室内楽をおこなう予定で、エマールの独創性が光るプログラミングが話題を呼んでいる。ヨーロッパ室内管とはヨーロッパ・ツアーでベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番、第5番を弾き振りする予定。
2010年以降 〜
●ピエール・ブーレーズ指揮シカゴ交響楽団と共演。
●ジェームズ・レヴァイン指揮ボストン交響楽団と共演。
●ドイツ・グラモフォン・レーベルにブーレーズ指揮クリーヴランド管弦楽団との共演でラヴェルのピアノ協奏曲2曲を録音。
●パリ、ニューヨーク、ローマ、マドリッド、ウィーン、ベルリンでソロ・リサイタルを行うほか、ベルリン・フィル、ロンドン響、ロイヤル・コンセルトへボウ管との共演、2010年BBCプロムスへの出演も決まっている。
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